【田中道昭の着眼点】アマゾンが「人の健康」対象に組んだ5つの稼ぎ方

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最先端企業の戦略を知る

2021/10/11

デジタルトランスフォーメーション(DX)は、顧客中心主義が生命線です。それは自社にとってどういうことなのか。アップデートし続けられるDXの成功企業はどのような実践をしているのか。『世界最先端8社の大戦略 「デジタル×グリーン×エクイティ」の時代』(田中道昭著、日経BP)で解説されている、米国のテスラ、アップル、セールスフォース・ドットコム、ウォルマート、マイクロソフト、ペロトン・インタラクティブ、アマゾン、シンガポールのDBS銀行という注目企業のグランドデザインや戦略を知ることでヒントが得られるかもしれません。『最先端企業の戦略を知る』シリーズでは、その最先端企業の注目戦略をテーマにお伝えし

ます。 第2回目は「アマゾン」です。 あらゆる産業で影響力を高めるアマゾンは、ヘルスケア事業領域へ進出してきています。その狙いとは一体何なのか。視点の異なる5つのヘルスケア事業から分析します。

ヘルスケア事業に本格参入したアマゾン アマゾンの売上高の12%ほどを占めるに過ぎないものの、営業利益で見れば、その約60%をも占めるアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)。いまや、AWSは世界一のクラ

ウドコンピューティングサービスであり、アマゾン全体を世界最強のテクノロジー企業の1社にまで高めているのに貢献しています。 あらゆる産業を飲み込む「エブリシング・カンパニー」であるアマゾンは近年ヘルスケ

ア事業領域にも本格参入しています。そのエコシステムの基盤となっているのもAWSです。図1は、アマゾンのヘルスケア事業のエコシステム全体構造を示したものです。 ※画像:田中道昭氏 作成 2020年に発表された「Amazon HealthLake(アマゾン・ヘルスレイク)」は医療データ、ヘルスケアデータの蓄積、加工、分析をAWS上で行い、医療関係者向けに提供するものです。 その1つ上には、ハード・製品・デバイス・センサーの階層があります。2020年にはウエアラブルデバイス「Amazon Halo(アマゾン・ヘイロー)」が発表されました。これは、加速度計、温度センサー、心拍数モニターなどからユーザーのデータを集めるものです。これをもとに健康状態を分析しモバイルアプリに表示します。また従来から提供されている音声認識アシスタント「アレクサ」にも、ヘルスケア関連のスキルが登場しています。 その上に、AWSのAI及びIoTプラットフォームの階層、アプリケーション・システム・サービスの階層が重なります。具体的なものとして、ECとリアルで展開する薬局「アマゾン・ファーマシー」、従業員向けの医療サービス「アマゾン・ケア」「アマゾン・ヘイロー」が提供する各種の機能が挙げられます。 また、現時点では発表されていませんが、カスタマーセントリックを追求するアマゾンのこと、ユーザーの健康情報、医療情報をアマ

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