前田建設 ダム工事の地盤性状把握作業量が50%以下に削減

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DX事例

2023/05/08

シリコンバレー発のIoT・コネクテッド関連のプラットフォームを提供するMODE, Inc.は、MODE IoTプラットフォームを建設DXに活用している、前田建設工業株式会社の活用事例を公開した。 (以下、プレスリリースより) 導入の背景 建設業界では今、生産年齢人口減少による仕事の担い手・技術者不足が顕在化しています。さらに、2024年の「働き方改革関連法」適用を控え、業務効率化は重要課題の一つです。 この度、MODE IoTプラットフォームをご導入いただいたのは、新潟県柏崎市に建設中の「鵜川ダム」です。導入の目的は、地盤の性状把握のため、複数のデータを比較検討する際の業務効率化です。 鵜

川は過去に何度も氾濫を繰り返し、周辺地域は浸水被害を受けてきました。鵜川ダムは平成16年から施工を行っており、そのうち、グラウチングと呼ばれる基礎処理は、ダム建設期間の8割を占めます。豪雪地帯に位置し

、冬季は工事が停止しますが、業務効率化によるダムの早期完成は、関係者の願いでもあります。 実際の現場の様子 導入前の課題 地盤の性状把握のための、複数データを比較検討する作業の簡略化を目的とし

て、ご導入いただきました。 鵜川ダムの基礎処理では、地盤の性状を把握するため、①複数の間隙水圧計データと、②グラウチング施工データを活用しています。これら2種類のデータ集計において、以下の課題があり

ました。 ・ダム内に複数ある間隙水圧計のデータは、内部メモリに保存されるため、回収作業が必要 ・回収作業に時間をかけられないので、月に一度しか回収できない ・紙ベースの帳票の突き合わせに時間がかかる ・バラバラのデータを見ているので相関関係がわかりにくい 実現したこと 具体的にご導入いただいたソリューションは以下の通りです。 ・各データをインターネットに接続し、リアルタイムにデータ収集 ・一つのプラットフォーム上にデータ保管 ・ダッシュボード化し、複数データを1画面でリアルタイムに表示 ・2月に発注し、冬の間に打ち合わせとシステム構築。春の施工開始とともにシステム運用開始 MODEを使ったデータ活用イメージ 導入後の効果 MODE IoTプラットフォームを導入することで、作業量が50%以下に削減できました。また、各データの相関関係が分かり幅広い分析が可能になり、当初の目的であるデータの比較検討作業の簡略化を実現できました。さらに、月1度しかデータを回収できなかったものが、リアルタイムに確認できるようになり、作業効率向上だけでなく、工事そのもののリードタイム短縮、早期対策が可能となりました。 事例URL:https://www.tinkermode.jp/interview/maeda MODEについて MODEは、現場DXを加速させるIoTソリュー

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