ライオンと日立、DXで製品開発時間を短縮

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生産・製造

2022/04/21

ハミガキの製造プロセス上の課題を事前予測し、最適組成を自動提案するシステムを開発 ライオン株式会社(以下、ライオン)と株式会社日立製作所 (以下、日立)は、研究所で開発した新たなハミガキの組成をもとに、実際に工場で生産する際に生じる課題を事前に予測し、製造プロセス上最適な組成情報や物性情報の案を自動提案するシステムを開発したことを発表した。 先進デジタル技術を活用した本システムをさらに他の課題にも適用して運用することで、最大約40%の製造プロセス検討時間の削減が見込まれるため、ハミガキの製品開発のスピードアップが期待されるということだ。 ■背景 ライオンは、「より良い習慣づくりで、人々の毎日

に貢献する(ReDesign)」をパーパスに掲げ、新たな価値創出に向けた取組みを推進している。しかしながら、多様化する生活者のニーズに寄り添った高品質な製品の開発には、開発の中で蓄積された経験や知識と

一定の時間が必要で、検討確度の向上や開発のスピードアップが急務な状況だったという。 一方、日立は、コンピュータ解析により新材料や代替材料を効率的に探索するマテリアルズ・インフォマティクス(MI)を適用

した「材料開発ソリューション※1」を、Lumada※2ソリューションの一つとして展開しており、化学・素材産業を中心に40社72事例の実績を有し、研究開発の期間短縮などに貢献してきた。 今回、ライオンの

主幹事業であるハミガキの開発において、製造プロセス※3を開発する際に課題となる"移送性※4"の解決に向けて、日立の「材料開発ソリューション」を活用導入することによる、業務効率化に取り組んだとのことだ。 ※1:「材料開発ソリューション」:MIによるお客さまの新材料の開発を支援するサービス。材料開発に関する膨大なシミュレーションデータや実験データの可視化・高速な分析を容易に行うことができるクラウドサービス「材料データ分析環境提供サービス」、日立が材料データをお預かりして、お客さまの研究開発に最適なAIなどを開発し、分析を代行する「材料データ分析サービス」などを提供。https://www.hitachi.co.jp/app/mi/※2:Lumada:お客さまのデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速するための、日立の先進的なデジタル技術を活用したソリューション・サービス・テクノロジーの総称。https://www.hitachi.co.jp/lumada/※3:研究所において、ビーカーサイズで開発した組成を、工場の大型スケールでも生産できるように最適な製造プロセス条件を開発すること。※4:製造プロセス中の配管や充てん機におけるハミガキの流れやすさを示す度合い。移送性が悪いと、ハミガキを製造した後に個々のチューブに充填されにくくなってしまう。ハミガキは複雑な物性を示すため、

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